ディスクゴルフをする際の手のコンディションは非常に重要です。夏の日の汗でベタベタする手でディスクが滑ってしまったり、冬の乾燥する手でサラサラとディスクの握りが悪かったり、外で行う競技なので湿度や温度などでも大きな影響を受けます。
そんな環境や自分の手のコンディションで左右されるディスクの握り心地や手離れの良さが、いつも一定になればそれだけでディスクの投げ出しが安定しそうですよね。そんな悩みで購入したのが、スポーツサックです。
手の滑り止め、スポーツサックのレビュー
スポーツサックとは、野球で言うところのロジンバッグ(野球選手のピッチャーが投げる前にポンポンとしている白い粉)のこと。
ちなみにロジンバッグとは松脂(マツヤニ)の入った袋という意味。松の天然樹脂であるロジンは、松から出た直後は粘度のある液体に近いものですが、固まると白くなります。そのままロジンを使うと手が滑りすぎて危ないそうで、炭酸マグネシウムが8割くらいのものが多いそう。ディスクゴルフ用のものはロジンバッグとは言わず、吸収性ビーズなどを利用した別物なので「スポーツサック」と呼ぶようです。
スポーツサックを使ってみての感想
実際にディスクゴルフでのスポーツサックを使ってみての感想です。最初に述べたように、外スポーツで外的な環境に大きく左右されるディスクゴルフ。スポーツサックの効果はどのようなものだったでしょうか?
以下のような条件であれば、スポーツサックをおすすめします。
- 手汗が気になる時に
- 雨の日に
- 湿度の高い日に
- スター素材などの滑りやすいディスクに
プレー中に自分の汗が気になって、夏場はもちろん冬場でも手を何度もタオルやズボンで拭いていたのですが、その癖が無くなりディスクを握る前にポケットに入れてあるスポーツサックを手にする習慣がつきました。汗くらいの手の湿りであればスポーツサックでさらっとした状態になります。ビーズタイプなので本当のロジンバッグと異なり手が白くなってしまうような事もなく、投げやすくちょうど良いコンディションになります。
ツルツルとした素材のディスクにおすすめ
ディスクの素材によってのスポーツサックとの相性ですが、DX素材やvibramのゴム素材より、スター素材、プロ素材、チャンピオン素材などのツルツルしたディスクを投げる際により効果を発揮してくれます。
投げる前のルーティーンにも
投げる前の習慣ができたことも1つのメリットでした。海外の選手でも、よく投げる前にディスクをくるくると回したり、帽子をかぶり直したりと同じ動作をすることで投げ出しの安定性を出す方がいますが、使っているとスポーツサックがルーティーン(アンカリング)になる方も多いようです。
手のサラサラが気になる人には
手のベタつきが気になる人と同様、手のサラつきが気になる方もいるかと思います。手がサラサラしているとディスクがしっかり握れず、人によっては水で濡らしたタオルを常に持っていたり、手に息をフーッと吹きかけて湿らせたりしていますね。サラつきが気になるのであればスポーツサックは不要ですが、夏場に関しては汗を拭くための道具としては出番がありそうです。どのような握り心地で投げたいは人それぞれですので、手の湿りが気になる方は積極的に試してみることをおすすめします。
各メーカーのスポーツサック
実際にどのようなスポーツサックがあるのか見てみましょう。
ディスクラフトのスポーツサック
126gなので手に持ってしっかりと重さがあり、大きさも握れば手全体に触れるような感覚で大きすぎず、小さすぎず握り心地が良いです。ディスクと比べると大きさがわかりやすいですね。
- 横幅12cm
- 縦幅9cm
- 重さ126g
イノーバのスポーツサック
現在調査中。