ディスクゴルフのルールやマナー

本格的にはじめる

ディスクゴルフは紳士的なスポーツです。全てのルールはプレーヤーのフェアプレーを促すように制定され、公平な記録と円滑な進行の観点からそれに伴うルールとマナーでなりたっており、プレーヤーはそれらを正確なルールの熟知とスポーツマンシップを持ってプレーへ反映する必要があります。

以下で紹介するルールとマナーはその一部分でしかありませんが、これだけ知っておけば最低限プレーがスムーズに進められるという内容です。全てを一度に覚えるのは大変な事なので、プレー中、分からない事は他プレーヤーの方にちゃんと聞き少しずつ経験の中で覚えていきましょう。
公式ルールの日本語訳は日本ディスクゴルフ協会(JPDGA)のサイトに載っております。

ディスクゴルフのルールやマナー

はじめに

  • コースを一緒に周るグループはスコアを競うライバルでありラウンドをスムーズに進行させる為に協力する仲間でもあります。お互いが最大限の力を発揮できるよう相手を思いながら全員が公平な立場でルールに沿ったプレーを心がけましょう。また自分のプレーや用意した用具にはしっかり責任を持つ事も大切です。
  • 大会でラウンドが始まる前には必ずプレーヤーズミーティングというコースのルール説明や注意事項の説明があります。特別なルールが説明されるのでしっかり聞いておきましょう。

1投目

スローの順番

ディスクゴルフの遊び方」ではスタートホールのティースローをじゃんけん等で自由に決めるとお伝えしましたが、大会ではスコアカードに記載されている順番に従ってスローします。

大会のスコアカード

他のプレーヤーがスローをする際は、スローする相手の後ろで静止してしゃべらず静かに待機するのがマナーです。

ティーのエリア

ティー(1打目の投げ出し位置)のエリアについてです。 ティーマットのようにティーパッドで囲まれて明確にされている場合はその表面。 ティーライン(ティーが杭やラインの場合)はラインから奥行3mのエリアです。ティーラインは、ティーエリアの前面のライン、または2つのティーマーカーの外側の端を結ぶラインです。

ティーパッド
ティーライン

ティーショットについて

ティーから1打目を投げる際のルールです。ディスクがリリースされる(投げ出される)時には、足など「投げる時の支持点になる部分」が1つ以上ティーエリアに接触していなくてはなりません。そして全ての支持点はティーエリアの表面に収まっている必要があります。

支持点とは、ディスクを投げる際に体を支えている部分です。投げる際に両足が地面についている際は、両足の地面に設置している点が支持点となります。

支持点の一部が出ているのでNG

写真のように違反したプレーヤーはスタンス違反として、1投のペナルティスローが課されます。

リリースの前後であれば支持点がティーエリア外に接触する事を認められている為、ティーエリア後ろからステップしたり投げた後に足がティーラインより前に踏み出たりするのはOKです。

2投目以降について

ティーショットの後、2投目以降のルールです。全員がティースローを終えたら2投目はゴールから遠い人から順番に投げて行きます。

2投目以降のライの位置

ディスクを投げる際、スタンスが許可されている場所を「ライ」といいます。1投目はティーエリアがライですが、2投目以降からは着地点に応じてライを設置します。

①投げたディスクをマーカーディスクにしてライをマークする場合

インバウンズ(プレー可能なエリア)に接地したディスクをマーカーディスクにする場合、プレーライン(ゴールの中心とマーカーディスクとを直線状に結んだライン)上、マーカーディスクの後端からラインを中心とする幅20cm長さ30cmの長方形の空間がライとなります。

②ミニマーカーを設置してライをマークする場合

1番一般的なライの取り方です。設置したミニマーカーディスクのプレーライン上の後端がライとなります。 ミニマーカーの置き方についてはこの後解説します。

①、②共通ライでのスタンスは、最低1つの支持点がライに接触していれば良く、支持点の全てがライの表面に収まっていなければならないわけではありません。しかし、マーカーディスクの後端より前に支持点が入ってはいけません。

マーカーディスクの後端より前に支持点が入っている場合や、支持点が1つもライに接触していなかった場合のスローはスタンス違反になり1投のペナルティが課せられます。

③ドロップゾーン

特定のホールに設置されたペナルティ時に使用する特殊なエリア。OBやマンダトリー不通過などでペナルティが課せられる場合、ディスクの落ちた位置に関わらず次の1投をドロップゾーンという場所から投げる場合があります。

ミニマーカーディスクの使い方

ミニマーカーを設置してライを取る場合のミニマーカーの置き方です。

基本的なミニマーカーの置き方

前投で静止したディスクとゴールを結ぶプレーライン上の先端にミニマーカーディスクを置いてライをマーキングし、前投のディスクを回収します。

OBエリアにディスクが静止した場合のマーカーの置き方

OBラインを通過した場所からOBラインに対して垂直に最大1m離れたインバウンズ内へミニマーカーディスクを置きライをマークする事が出来ます。(OBになった場合の次投で可能な選択の1つです。)

OBラインの内側1m以内にディスクが静止した場合

OBエリアにディスクが入っていなくても、OBラインから内側1mまでのインバウンズ内にディスクが静止した場合、1番近いOBラインから垂直に最大1m離れたインバウンズ内へミニマーカーディスクを置きライをマークする事が出来ます。

OBを設置する理由に「危険回避」があります。そのためOBエリアに体が接地した状態のスタンスを取ることはNGです。OBに入らないでスタンスを取るため、1m前に出すというルールが設定されています。

木の上などディスクが地表面の上や下に静止した場合

ディスクの真下または真上にミニマーカーディスクを置いてライをマークする事が出来ます。

木の上に静止したディスクの下にマーカー設置
橋の下に静止したディスクの上にマーカー設置

マンダトリー未通過の場合

ディスクの進行方向が制限されているホール(マンダトリーがあるコース)でマンダトリー未通過の場合は、ゴールの位置に関係なくマンダトリーとインバウンズに接地したディスクとを直線で結んだラインがプレーラインになります。

その他、障害物などによりその場でスタンスが取れない場合

岩や茂みなどによりその場でスタンスが取れない場合は、ゴールとディスクを結ぶラインの後方へ下がってミニマーカーディスクを置く事が出来ます。

茂みの後方にマーカー設置

規定に無い方法でライをマークした場合はマーキング違反により警告を受け、同ラウンド中2回目以降はマーキング違反毎に1投のペナルティが課せられます。マークのしかたが分からない場合は周りのプレーヤーに確認しましょう。

以上、ミニマーカーの使い方でした。分からない場合は周りに聞いて進めましょう。

パット

マーカーディスクの後端からターゲットの支柱までの距離が10m以内のスローはパットといいます。

10m以内でパットを行う場合

パットがリリースされた後、ターゲットに向かって歩き出す前にマーカーディスクの後方にて完全なバランスの制御を示さなければスタンス違反となり、1投のペナルティスローが課されます。(具体的には、パットを投げた直後にマーカーの前に出てしまうなどはNGです。)

ゴールまで10m以上離れ場所からパットを行う場合

10mを超える位置からスローする場合はリリース直後にライの前方へ踏み出してもペナルティになりません。10mを超えるパットをする場合は前後に反動をつけて前方へ飛び出すようなジャンプパットをする事もあります。

他のプレーヤーがパットをする際、パットをするプレーヤーの対角線上に立たないよう気をつけましょう。パットの邪魔にならない場所で静止して静かに待機するのがマナーです。

ホールアウト(ゴール)

ディスクがバッスケットの内側で静止した状態、またはチェーンに絡まって静止した状態をホールアウトといい、ホールアウトの時点でそのホールでのプレーが終了します。

※チェーンサポート(天板)の上で静止したり、バスケットの隙間に外側から挟まった状態はホールアウトになりません。その場合はゴールの真下にミニマーカーディスクを置いてライを作り次投を投げる必要があります。

プレーにおけるルールとマナー

ディスクゴルフにおけるルール、マナーです。

全てのスローにおいて

  1. 他プレーヤーのスロー時、その人より前に出てはいけません。スローするプレーヤーの後ろで静止してしゃべらず静かに待機しましょう(ディスクゴルフ公式ルールブック812.A2-d.e)
  2. 自身の持ち物が他のプレーヤーのスローに影響しそうな場所へ置かないよう注意しましょう。
  3. 競技中、プレー以外の目的で 5m以上スローしてはいけません。練習スローとみなされ1投のペナルティが課されます。人にディスクを渡したり使わないディスクを置いたりする場合は投げないように注意しましょう。
  4. プレーの進行を円滑にする為、次にスローをするべきプレーヤーの同意を得た場合、またはスローが次のプレーヤーに影響しない場合は先にスローをすることが出来ます(ディスクゴルフ公式ルールブック802.02-E)。ただし同意を得る事なく順番を守らずにスローした場合はマナー違反になるので「先に投げても良いですか」などしっかり確認を取り許可を得た場合のみスローしましょう(ディスクゴルフ公式ルールブック802.02-F)。
  5. 自分がスローをする順番で、十分にスローが可能な状況において30秒以内にスロー出来なかった場合はタイムオーバーになります。タイムオーバーの場合1回目は警告を受け、同じラウンドで2回目以降はタイムオーバー毎に1投のペナルティスローが課されます。
  6. 全てのスローにおいて身体の一部がOBエリアの表面に接地した状態でスタンスを取る事は出来ません。スローを行う際はインバウンズ内でスタンスが取れるよう、スペースを十分に確保してライを作る必要があります。

ロストとOB(アウトオブバウンズ)

  • ディスクがあると思われる場所に到着してから、3分以内に投げたディスクが見つけられない場合ロストディスクになります。(グループ内のプレーヤーやオフィシャルが計測を開始した事をグループ内に伝えてから3分以内 )ロストの場合、1投のペナルティスローが課せられた後、次のスローを直前のライ、またはロストディスク対策のドロップゾーンがある場合はそこからスローをします。
  • 前のライが正確に分からない場合はグループ内で話し合って場所を特定しましょう。
  • グループ内の全てのプレーヤーはディスクの探索を手伝うのがマナーです。
  • 静止したディスクが全てOBエリア内にある場合はOBになります。ディスクの一部が少しでもインバウンズに入っている場合はセーフになります。
ラインより右がOBの場合
川の中がOBの場合
  • ディスクがOBエリア内に静止したという合理的な証拠がある場合は、ディスクが見つからなくてもOBとみなされます。(例:立ち入り禁止区域に入ってしまって取りに行けない等)。そのような証拠がない場合はロストディスクとみなされロストディスク時のルールに従ってプレーを再開します(ディスクゴルフ公式ルールブック806.02-C)

OBかどうか判断が難しい場合はグループ内の他のプレーヤーの多数決によって状況を決定します。

※OBの場合は1投のペナルティを課せられた後、以下の項目から次のスローを選択する事が出来ます。

OBでペナルティを課せられ、次に選択できるプレー

  • OBラインを通過した場所からOBラインに対して垂直に最大1m離れたインバウンズ内へミニマーカーディスクを置きライをマークする事が出来ます。
    ※OBラインの何処を通過したかはグループ内の他のプレーヤーと一緒に確認をしましょう。
  • 直前のライからリスローをする事が出来ます。
    ※リスローの場合は前投から連続して投げます。
  • OB専用のドロップゾーンがある場合はドロップゾーンから投げる事が出来ます。

スコア

スコアはグループ内で均等に付け合うのが基本ですが1人の人が全て付けたり専用のスコアラーが付ける事をグループ内で許可すればそれを適用する事が可能です。

  • ラウンド終了後30分以内にスコアカードを提出しなかった場合はグループ内全員が2投のペナルティスローを課せられます。
  • スコアカードを提出した後に計算間違いや記入漏れが発覚した場合は正しい合計スコアに対して2投のペナルティスローを課せられるのでスコアの計算は入念に行ってください。

以上、ディスクゴルフを本格的に続けていきたい人に向けた、ディスクゴルフのルール・マナー説明でした。ここで説明したものはあくまでルールの一部。全国では初心者講習会や、初心者の方歓迎の月例大会なども多数行われております。その場所によるローカルルールなどもあるので、実践のなかで学んでいきましょう。

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