【2021年度】国内プレーヤーがパットで使用しているディスク100枚

ディスクの考察

おかげさまで2020年にご好評を頂きましたパットで使用しているディスク100枚の第2弾です。ディスクゴルフを始めたばかりの方や新しいパターを探している方など、国内のプレーヤーがパット時にどのようなディスクを使用しているか、今回の調査内容を通してご参考にして頂けましたら幸いです。

※本データは2021年の1年間で調査しており、途中でパターを変えていたり、2021年末あたりの最新のパターなどは反映しきれていない場合が御座います。

↓2020年度のデータはこちら

調査要項
調査数100枚
調査期間2021年1月〜2021年12月
調査方法80人以上のプレーヤーが実際にパットで使用しているディスクを目視などで確認
備考
  • 1人のプレーヤーが同じ種類のディスクを複数枚使用している場合は1種類1枚でカウント
  • 1人のプレーヤーが複数種類のディスクを使い分けている場合は全ての種類を1種類1枚としてカウント
  • 素材の種類に関しては調査しておらず未掲載(※1)
    ※1)InnovaのAviarはPro素材のみ各モデル別々でカウントしております。Aviarは素材全てを合計すると20枚でした。またMillenniumのOmegaもSuper Softを別でカウントしております。

製品別データ

昨年よりディスクの種類を多く確認する事が出来ました。(※2020年が35種類、2021年は39種類)

InnovaのAviar(全素材)の安定した人気を筆頭に、DiscraftのLunaMVPのAtomTokyo Discsの零InnovaのNova全体の半数(50%)を占めており、またDiscraftのLunaとFierceは今年に入ってから多く確認しています。ポール・マクベス選手やペイジー・ピアス選手がチームに入ってから、今年2月頃にはポール・マクベス選手の10年10億円契約など最近では大きな話題や活躍も多く、その影響が国内市場にも出てきているのではないでしょうか。1枚だけしかカウントされていない製品は全体の23%あり、昨年以上に様々なブランドのディスクが並んでいます。

画像・製品別データ
imageディスク名ブランドフライトナンバー枚数
Aviar
(エビア)
Innova2/3/0/114枚
Luna
(ルナ)
Discraft3/3/0/39枚
Atom
(アトム)
MVP3/3/0/18枚
Rei
 (零/レイ)
Tokyo
Discs
7枚
Nova
(ノヴァ)
Innova2/3/0/06枚
Fierce
 (フィアース)
Discraft3/4/-2/05枚
Yeti Pro Aviar
(イエティプロエビア)
Innova 2/3/0/15枚
Aviar3
(エビアスリー)
 Innova3/2/0/24枚
P2
(ピーツ-)
Discmania2/3/0/14枚
PA-2
(ピーエーツー)
Prodigy3/3/0/13枚
Bullfrog
(ブルフロッグ)
Innova3/1/0/12枚
Judge
(ジャッジ)
Dynamic
Discs
2/4/0/12枚
Link
(リンク)
Discmania2/3/0/12枚
Logic
(ロジック)
Discmania3/3/0/12枚
 PA-4
(ピーエーフォー)
Prodigy3/3/-1/12枚
Sensei
(センセイ)
Discmania3/3/0/12枚
Chainsaw
(チェーンソー)
Black
Zombie
3/5/0/11枚
Deputy
(デュプティ)
Dynamic
Discs
3/4/-1.5/01枚
Gauntlet
(ガントレット)
Latitude64°2/4/0/1 1枚
Gavel
(ガベル)
Dynamic
Discs
3/5/-2/0.51枚
Hunter
(ハンター)
Legacy 2/4/0/01枚
Ion
(イオン)
MVP3/3/0/1.5 1枚
JK Pro Aviar-X
(ジェイケイプロエビアエックス)
Innova2/3/0/21枚
Reko
(レコ)
Kastaplast3/3/0/11枚
Myth
(ミス)
Infinite2/3/0/21枚
Omega
(オメガ)
Millennium2/3/0/01枚
Omega Super Soft
(オメガスーパーソフト)
Millennium2/3/-1/11枚
PA-1
(ピーエーワン)
Prodigy3/3/0/21枚
PA-3
(ピーエースリー)
Prodigy3/4/0/11枚
Particle
(パーティクル)
MVP3/3/0/2.51枚
Pilot
(パイロット)
Streamline2/5/-1/11枚
Polecat
(ポールキャット)
Innova1/3/0/01枚
Proxy
(プロキシ)
Axiom3/3/-1/0.51枚
Rhyno
(ライノ)
Innova2/1/0/31枚
Spike
(スパイク)
Latitude64°4/3/-1/11枚
Swan(2)
(スワン/スワンツー)
Westside3/3/-1/01枚
Tangent
(タンジェント)
MVP4/4/-0.5/0.51枚
Warden
(ワーデン)
Dynamic
Discs
2/4/0/0.51枚
Wedge
(ウェッジ)
Innova3.5/3/-3/11枚

ブランド別データ

InnovaやMVPの他に、DiscmaniaとDiscraftを多く確認しました。InnovaとMVPは長く愛され続けている名盤AviarとAtomを中心に、DiscmaniaとDiscraftはここ2.3年以内に発売された製品を中心に選ばれています。国内初ブランドであるTokyo Discsも根強い人気です。

ブランド別データ
ブランド枚数種類
Innova
35枚9種類
Discraft
14枚2種類
MVP
11枚4種類
Discmania
10枚4種類
Prodigy
7枚4種類
Tokyo Discs
7枚1種類
Dynamic Discs
5枚4種類
Latitude64°
2枚2種類
Millennium
2枚2種類
Axiom
1枚1種類
Black Zombie
1枚1種類
Infinite
1枚1種類
Kastaplast
1枚1種類
Legacy
1枚1種類
Streamline
1枚1種類
Westside
1枚1種類

フライトナンバー別データ

今回取得したディスクのフライトナンバーの数値傾向をデータにしました。

データ概要
  • スピード、グライド、ターン、フェードの4つで構成されたフライトナンバーにおきまして、2021年12月現在、各ブランドが公式で発表している数値を元にしたデータです。
  • Tokyo Discsの零はブランド発表のフライトナンバーが確認出来なかったため対象外と致します。
  • 対象 合計93枚 38種類(※零を除いた数)
スピード-SPEED

パター系ディスクの中心的な形状となる「2」と「3」がバランス良く同数程度選ばれています。昨年と比べても大きな変化はありませんでした。

スピード
SPEED枚数種類
347枚19種類
242枚15種類
42枚2種類
11枚4種類
3.51枚1種類
グライド-GLIDE

「3」が全体の約75%を占めており、こちらもスピード同様に昨年と同じような分布になっております。

グライド
GLIDE枚数種類
370枚24種類
413枚8種類
24枚1種類
13枚2種類
53枚3種類
ターン-TURN

全体の約83%が「0」で、飛行前半にストレートな傾向の「0」から「-1」で90%を超えます。よりアンダーな軌道となる数値は少数でした。

ターン
TURN枚数種類
077枚27種類
-17枚6種類
-26枚1種類
-0.51枚1種類
-1.51枚1種類
-31枚1種類
フェード-FADE

昨年は少数だった「0」を多く確認しました。「0」から「1」までで約75%を占めており、ターンの結果と合わせてストレートな軌道のディスクが選ばれている傾向にあります。

フェード
FADE枚数種類
154枚19種類
016枚7種類
310枚2種類
27枚4種類
0.54枚4種類
1.51枚1種類
2.51枚1種類

ディスクの枚数(93枚)によるフライトナンバーの平均値

SPEEDGLIDETURNFADE
2.63.1-0.31.1

本調査で確認した100枚のうち、フライトナンバーが定まっている93枚のディスクの平均値です。昨年(2.5/3.2/-0.2/1.2)より僅かにアンダーな数値になりました。

ディスクの種類(38種)によるフライトナンバー平均値

SPEEDGLIDETURNFADE
2.63.2-0.41.0

ディスクの種類38種の平均は、枚数による平均値より更にアンダーになりました。Tokyo Discsの零はアンダーな傾向のディスクなので、零を含めた100枚89種類で各平均値を考えた場合、よりターンがマイナス方向に増えてフェードとの差が少なくなり、ストレート性の高い数値になりそうです。

形状別データ

ディスクの大きさやリムの厚みなど、形状についてのデータをまとめています。

データ概要
  • PDGA公認ディスク一覧で掲載されている各製品の形状データを参照
  • 対象 合計100枚 39種類
直径

ディスクの直径は21cm〜30㎝まで許可されていますが、その中でもSuper class(直径23.7cm以上)を除くディスクは22cm以下の製品が殆どです。本調査で多く確認した「21.2cm」と「21.1cm」はディスクのベーシックなサイズにあたります。

Diameter枚数種類
21.2cm45枚19種類
21.1cm30枚8種類
21.0cm14枚7種類
21.3cm 10枚4種類
21.5cm1枚1種類
高さ

昨年同様に今年も多く確認した2.0cmと1.9cmはパター系のベーシックな高さです。1.9cm以下ではトップがフラットな形状の物が増えていき、1.8cm以下になると触った時に薄さ感じるラインです。逆に2.1cm以上からは厚みを感じる事が多いです。

Disc Height枚数種類
2.0cm37枚11種類
1.9cm32枚13種類
2.1cm15枚 6種類
2.7cm6枚1種類
1.8cm5枚4種類
2.3cm3枚2種類
2.2cm1枚 1種類
1.7cm1枚 1種類
リムの深さ

InnovaのAviarを筆頭に深さ1.5cmの形状を多く確認致しました。ディスク全体の形状や手のサイズ、握り方などによって左右されますが、ガッシリとした握り心地を感じるのが「1.5cm以上」「浅い手離れの良さ」を感じるのが「1.4cm以下」です。

Rim Height枚数種類
1.5cm52枚18種類
1.4cm38枚13種類
1.3cm7枚5種類
1.6cm2枚2種類
1.2cm1枚1種類
リムの厚さ

本データで多数となるスピード「2」「3」のディスクの多くはリムの厚さが0.9cmから1.1cm程。オーバー系のパターやミッドレンジ系の場合はそれ以上の厚み(1.2cm〜1.5cmくらい)である傾向が高く、0.9cm未満はスピード「1」が多いです。

Rim Width枚数種類
1.1cm42枚14種類
1.0cm32枚16種類
0.9cm23枚 6種類
1.4cm1枚1種類
1.2cm1枚1種類
0.7cm1枚1種類

ディスクの枚数(100枚)による形状の平均値

昨年の数値(21.14cm / 2.00cm / 1.44cm / 1.04cm)より僅かに高さや深さのある形状になりました。昨年より多く確認したInnovaの人気パターNovaの影響やAtomから新しいパターへと変更して試してみるケースが反映されているのかもしれません。

直径高さリムの深さリムの厚さ
21.16cm2.02cm1.45cm1.02cm

ディスクの種類(39種)による形状の平均値

枚数による平均値と比べて僅かに薄く浅い数値になりましたが、特別に大きな変化はありませんでした。昨年の数値(21.16cm / 2.01cm / 1.44cm / 1.03cm)と比べても殆ど同じになり、このあたりが現在の一般的な形状なのかもしれません。

直径高さリムの深さリムの厚さ
21.16cm1.99cm1.44cm1.03cm

人気の形状に近いディスクはこれ!

フライトナンバーと形状の最頻値に位置するディスク

フライトナンバーと形状のデータにおいて、各カテゴリで1番分布の多い箇所のみを組み合わせ、該当するディスクを人気ブランドから探してみました。(※2021年12月までに発売されているディスクから選んでおります)

※フライトナンバーのデータでは枚数別と種類別の最頻値は同じになりました。
※ディスクゴルフナビで調べた限りではフライトナンバーと形状の両方の数値が当てはまるディスクは御座いませんでした。

フライトナンバーの各カテゴリを最頻値で合わせた数値

コントロールしやすい平均的なグライドとスピードの高さで、パット以外ではスローイングでも飛距離を稼ぎやすくストレート性の高い数値になりました。

SPEEDGLIDETURNFADE
3301
該当するディスク
ディスク名

Alpaca(アルパカ)

ブランド

Infinite

2021年にTeam Infiniteへ入ったEric Oakley(エリック・オークリー)選手もお気に入りのディスクです。


ディスク名

Atom (アトム)

ブランド

MVP

少し薄めで手にしっかりフィットするリム形状がスローイングパターとしても人気のモデルです。


ディスク名

Chief (チーフ)

ブランド

Gateway

浅いリムと薄い形状が特徴的なディスク。手が小さめの人でも握りやすいです。


ディスク名

Logic (ロジック)

ブランド

Discmania

安定した直進性の高い飛行でスローイングパターとしても活躍するディスクです。


ディスク名

PA-2 (ピーエーツー)

ブランド

Prodigy

アジアを代表する梶山 学(かじやま まなぶ)選手が愛用するパター。日本人プレーヤー初のシグネチャーモデルも発売されました。


ディスク名

Reko(レコ)

ブランド

Kastaplast

素材の品質が世界中で高く評価されているスウェーデンのディスクブランドが手がけたパター。


ディスク名

Sensei (センセイ)

ブランド

Discmania

Discmania Activeの人気パター。厚めのディスク形状に浅めのリムを合わせた特徴的なデザインです。


ディスク名

Shield (シールド)

ブランド

Westside

Senseiと同じく、厚めの形状に浅めのリムを合わせた特徴的なパター。高さ2.5cmはとても珍しい部類です。


100枚の形状の各カテゴリを最頻値で合わせた数値

以下に該当するディスクは人気ブランドの中ではDynamic Discsのみで確認出来ました。

直径高さリムの厚さリムの高さ
21.2cm2.0cm1.5cm1.1cm
該当するディスク
ディスク名

Deputy (デュプティ)

ブランド

Dynamic Discs

SPEEDGLIDETURNFADE
34-1.50

Paige Peirce(ペイジー・ピアス)選手がDynamic Discs時代に使用していたパター。


ディスク名

Judge (ジャッジ)

ブランド

Dynamic Discs

SPEEDGLIDETURNFADE
2401

世界中で愛されている人気パターの1つ。EMac JudgeやWardenなどはJudgeから派生したモデルです。


ディスク名

Warden (ワーデン)

ブランド

Dynamic Discs

SPEEDGLIDETURNFADE
2400.5

人気のパターDynamic DiscsのJudgeをビードレス(リムボトムに突起が無い形状)にしたモデル。


全39種の形状の各カテゴリを最頻値で合わせた数値

該当するディスクは比較的新しい2017年以降の製品になりました。しっかりとした握り心地とフラットトップ形状を合わせた製品が殆どです。

直径高さリムの厚さリムの高さ
21.2cm1.9cm1.5cm1.0cm

該当するディスク

ディスク名

Aviar3 (エビアスリー)

ブランド

Innova

SPEEDGLIDETURNFADE
3202

高速で投げても想定外のターンが起きにくく、スローイングパターとしても人気のディスク。


ディスク名

Invader(インベーダー)

ブランド

Innova

SPEEDGLIDETURNFADE
3201

国内で2021年から多く販売が開始されたディスク。浮遊感を少し抑えた形状で短いアプローチを正確に狙う事が出来ます。


ディスク名

Link (リンク)

ブランド

Discmania

SPEEDGLIDETURNFADE
2301

Dismania Evolutionラインの最初のパター。癖が少なく万人が扱い易い飛行と形状です。


ディスク名

Ohm (オーム)

ブランド

MVP

SPEEDGLIDETURNFADE
2501

StreamlineのPilotにGYRO™ Technology(MVPやAxiomで使われている二重構造の形状)を取り入れたディスクです。


ディスク名

Pilot (パイロット)

ブランド

Streamline

SPEEDGLIDETURNFADE
2501

MVP Disc Sportsが製造した最初のSolo-moldパター。優れた滑空性能により飛距離を稼ぎ易いディスクです。

気になるディスクは国内販売店でチェック!

フライトナンバーや形状など、2021年は昨年と比べても大きな変化はありませんでしたが、更に多くの種類のディスクを確認する事が出来ました。2020年以降に発売されたパターも多く、プレーヤー様が色々なディスクを試してディスクゴルフを楽しんでいるのがわかる結果です。

2019年、2020年、2021年にPDGAの承認を受けたパター形状のディスクに関して、リムの深さの平均がそれぞれ1.48cm、1.46cm、1.44cmと、浅くなっている傾向にあります。ディスクの高さも1.9cm以下の物が増えている事からも、徐々に薄くて浅いパターが使用されていくのかもしれません。

ディスクゴルフナビでは今後も国内で使用されているディスクのデータを出来る限りまとめて、その時代の流行りや長く愛され続けるディスクなど、皆様で確認出来る記事を制作していきます。2022年はどんなデータになるのか今から楽しみです!

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