WFDF2024世界チームディスクゴルフ選手権大会がいよいよ開幕!

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いよいよ!2024年11月6日から、オーストラリアのパースにてWFDF 2024 World Team Disc Golf Championship / WFDF2024世界チームディスクゴルフ選手権大会(以下、2024WTDGC)が開催され、日本からも代表チームが参戦します!ここでは、2024WTDGCがどんな大会なのか、参加国は?対戦方式は?開催場所は?など、気になる情報をまとめたいと思います。

WTDGCとは?

WTDGCは、世界フライングディスク連盟(WFDF)主催の大会で、各国がチームを組み、国別対抗戦形式で競います。日本からは、WFDFに加盟しているJFDAより日本代表の選手派遣が行われます。

各国の代表がチームで戦う!

個人戦がメインとなるPDGAの公式大会とは異なり、各国から選ばれた選手が一つのチームとして戦うのが特徴です。チームメンバー全員の力が結果に直結し、また各国の戦略や選手同士の連携が鍵となり、試合の展開が予測できない面白さがあります。

photo by D.ch

6人によるチーム制で、MPO部門が3名、FPO部門が2名、MP40もしくはFP40部門が1名の6名で構成されます。6名というのは最低人数で、最大12人の選手登録が認められ、部門の選手同士であれば交代は可能という仕組みです。

ワールドゲームズ2025の予選にも

また今回、2025年8月中国、成都市で開催されるワールドゲームズで24年ぶりに正式種目として採用されるディスクゴルフ競技の出場国枠の獲得に必要な予選も兼ねていることが、この大会の盛り上がりを大きくしている要因の 1つです。

2024年は24カ国が参戦!

参加国は、アメリカ、カナダ、ノルウェイ、フィンランド、エストニア、チェコ、ドイツなどのディスクゴルフ強豪国をはじめ、アジアからも香港、中国、シンガポール、タイ、日本と、24もの国が参戦しています。WFDFとPDGAが発表しているディスクゴルフ国別ランキング順を見てみると、コロンビア以上の強豪国で出ていないのは、スイス、スロベニア、スペイン、スウェーデン、台湾の5カ国のみ。ほとんどの上位ランク国が出場しているとうことで、非常にレベルの高い戦いが予想されます。

WFDF and PDGA World Ranking of Participating Countries

WTDGCの対戦方式

ディスクゴルフのチーム戦というと、日本では4人一組でチームを成し、ダブスル形式でスコアを競う方法が一般的ですが、このWTDGCでは方法が異なります。どのような対戦方法なのか、みていきましょう。

マッチプレーとは

WTDGCでは、シングルスおよびダブルスのマッチプレイ形式が採用されています。マッチプレーとは、全ホール終わった後に勝ち負けが決まる通常の方式とは異なり、各ホールごとスローの少なかった方が勝ち、全ホール終わった後に勝ち数が多い方に軍配が上がります。

全体のスコアではなく各ホールの勝敗に集中するため、戦略的なプレーが求められます。例えば、相手がベタピンでほぼバーディが確実!とゆう時には、どれだけゴールから遠くてもフィールドエースを狙って行かなければ、そのホールを落としてしまうことになります。大会を見ている側も、スコアメイクとはまた違った戦い方をするプレーヤーを見て楽しむことが出来るのです。

トーナメント方式とスケジュール

ここではラウンド1から順にどのような大会の進め方になるのかを見ていきましょう!

WTDGCのトーナメント方式
  • ラウンド1
    11月6日(水)-7日(木)午前 
    各Pool内での総当たり戦。シングルスとダブルスの9ホールマッチプレーを行い、Pool内でのトップ4入り(6チーム中)を目指す!
    • 同Pool内の全てのチームと 1ゲームずつ行い、全部で5ゲームします。 1ゲームにつきシングルス2試合、ダブルス2試合を行います。
    • 勝ち(2点)、引き分け(1点)、負け(0点)の合計ポイントで順位が決まります。(ダブルス×2、シングルス×2で最大8ポイント)
    • 日本はエストニア、イギリス、クロアチア、タイ、シンガポールと同じPool Cでのスタートです。
    Pool APool BPool CPool D
    FinlandCanadaEstoniaUnited States of
    America
    CzechiaGermanyGreat BritainAustria
    FranceAustraliaJapanNew Zealand
    SlovakiaLatviaCroatiaNetherlands
    LithuaniaNorwayThailandItaly
    Hong Kong, ChinaPeoples Republic
    of China
    SingaporeColombia
    Pool A→B→C→Dの順番で、上から世界ランキング順で割り振られていることがわかります。

    ↓ラウンド1の対戦表はこちら。ダブルス、シングルスの数字部分には公開され次第プレーヤー名を記載します。

    Round1-1 vs シンガポール🇸🇬
    S/Wプレーヤー結果勝ち点
    シングルス1梶山学 Manabu Kajiyama2UP2pt
    シングルス2石原雅敏 Masatoshi Ishihara4UP2pt
    ダブルス1金谷正輝 Masaki Kanaya
    高木里香 Rika Takaki
    5UP2pt
    ダブルス2渡部麻里 Mari Watanobe
    福田孝一 Kouichi Fukuta
    4UP2pt
    合計8pt
    Round1-2 vs クロアチア🇭🇷
    S/Wプレーヤー結果勝ち点
    シングルス1高木里香 Rika Takaki1UP2pt
    シングルス2飯田美仁 Minii Iida2UP2pt
    ダブルス1又吉楓 Kaede Matayoshi
    三浦奏 Sou Miura
    4UP2pt
    ダブルス2梶山学 Manabu Kajiyama
    シメル航 Ko Simmel
    3UP2pt
    合計8pt
    Round1-3 vs エストニア🇪🇪
    S/Wプレーヤー結果勝ち点
    シングルス1又吉楓 Kaede Matayoshi2DOWN0pt
    シングルス2渡部麻里 Mari Watanobe5DOWN0pt
    ダブルス1稲田裕音 Hiroto Inada
    飯田美仁 Minii Iida
    3DOWN0pt
    ダブルス2石原雅敏 Masatoshi Ishihara
    金谷正輝 Masaki Kanaya
    3DOWN0pt
    合計0pt
    Round1-4 vs イギリス🇬🇧
    S/Wプレーヤー結果勝ち点
    シングルス1高木里香 Rika Takaki1Down0pt
    シングルス2三浦奏 Sou Miura3UP2pt
    ダブルス1梶山学 Manabu Kajiyama
    飯田美仁 Minii Iida
    2Down0pt
    ダブルス2シメル航 Ko Simmel
    嶋穂高 Hotaka Shima
    A/S1pt
    合計3pt
    Round1-5 vs タイ🇹🇭
    S/Wプレーヤー結果勝ち点
    シングルス1嶋穂高 Hotaka Shima3UP2pt
    シングルス2福田孝一 Kouichi Fukuta3UP2pt
    ダブルス1飯田美仁 Minii Iida
    金谷正輝 Masaki Kanaya
    3UP2pt
    ダブルス2稲田裕音 Hiroto Inada
    渡部麻里 Mari Watanobe
    2UP2pt
    合計8pt

    チームジャパン、ベスト16進出決定!

  • ラウンド2
    ベスト8入り(16チーム中)を目指す!ラウンド2の勝者チームは1-8位、敗者チームは9-16位を決めるラウンド3へ。

    ■試合形式(以降のラウンドでも共通)

    • フォーマット: 18ホールのマッチプレー
    • プレイスタイル:
      • ダブルスはModified Alternate Shot(事前にどのティーをどのプレーヤーが投げるか指定するオルタネート)マッチプレイ
      • シングルスは通常のマッチプレイが適用されます。

    ■第2ラウンドの詳細

    • マッチアップ:
      • A1 vs B4, B1 vs A4, C1 vs D4, D1 vs C4, A2 vs B3, B2 vs A3, C2 vs D3, D2 vs C3
    • ベスト16入りできなかった残りの8チームは?
      4チームずつ2つのプール(プールEとプールF)を作り、ラウンドロビン(総当たり)方式で次の3ラウンドを行います。
      • プールE: 17/A5、19/C5、22/B6、24/D6
      • プールF: 18/B5、20/D5、21/A6、23/C6
    Round2 vs ニュージーランド🇳🇿
    S/Wプレーヤー結果勝ち点
    シングルス1石原雅敏 Masatoshi Ishihara2DOWNNZL 2pt
    シングルス2福田孝一 Kouichi Fukuta2DOWNNZL 2pt
    ダブルス1高木里香 Rika Takaki
    渡部麻里 Mari Watanobe
    A/SJPN 1pt
    NZL 1pt
    ダブルス2梶山学 Manabu Kajiyama
    シメル航 Ko Simmel
    4UPJPN 2pt
    🇯🇵3pt / 🇳🇿5pt結果NZL

    日本は9位〜16位決定戦へ進みます。

  • ラウンド3
    11月8日(金)午前
    ベスト4入り8チーム中)を目指す!ラウンド3の勝者チームは1-4位、敗者チームは5-8位を決めるラウンド4へ。
    • ラウンド2の勝者チーム:1-8位決定戦
      • 組み合わせ A1対C2、B1対D2、C1対A2、D1対B2
    • ラウンド2の敗者チーム:9-16位決定戦
      • 組み合わせ A3 対 C4; B3 対 D4; C3 対 A4; D3 対 B4
    • プールEとFは引き続き17位から24位を争う
    Round3 vs スロバキア🇸🇰
    • 9位〜16位決定戦
    • 11月8日(金)9:00am(日本時間10:00am)
    S/Wプレーヤー結果勝ち点
    シングルス1飯田美仁 Minii Iida5UPJPN 2pt
    シングルス2福田孝一 Kouichi Fukuta2DOWNSVK 2pt
    ダブルス1梶山学 Manabu Kajiyama
    高木里香 Rika Takaki
    5DOWNSVK 2pt
    ダブルス2シメル航 Ko Simmel
    三浦奏 Sou Miura
    A/SJPN 1pt
    SVK 1pt
    🇯🇵3pt / 🇸🇮5pt結果SVK

    日本は13位〜16位決定戦へ進みます。

  • ラウンド4
    11月8日(金)午後
    準決勝(Top8のチーム)
    • 1〜2、3〜4位、5〜6、7〜8位を決める
      • 対戦カード A1vs D1、B1vs C1
      • 対戦カード A2 vs D2、B2 vs C2

    9位以下のチーム

    • ラウンド3の勝利チームが9-12位決定戦を行う。
      • 対戦カード A3 vs D3、B3 vs C3
    • ラウンド3の敗者チームが13-16位決定戦を戦う。
      • 対戦カード A4 vs D4、B4 vs C4

    プールEとFは試合を続け、総当たり戦を終える

    Round4 vs オランダ🇳🇱
    • 13位〜16位決定戦
    • 11月8日(金)-
    S/Wプレーヤー結果勝ち点
    シングルス1梶山学 Manabu Kajiyama×NED 2pt
    シングルス2高木里香 Rika Takaki×NED 2pt
    ダブルス1シメル航 Ko Simmel
    福田孝一 Kouichi Fukuta
    JPN 2pt
    ダブルス2三浦奏 Sou Miura
    渡部麻里 Mari Watanobe
    JPN 2pt
    🇯🇵4pt / 🇳🇱4pt
    ※同点のためダブルスを多く獲得した方が勝ち
    結果JPN

    日本は13位決定戦へ!

  • ラウンド5
    11月9日(土)午前
    順位決定戦(5~16位、17~24位)
    ※1〜4位のチームはラウンド5には出場しません。
    • 5~16位 最終順位決定戦
      • 5~6位:A2 対 B2
      • 7~8位:C2 対 D2
      • 9~10位:A3 対 B3
      • 11~12位:C3 対 D3
      • 13~14位:A4 対 B4
      • 15~16位:C4 対 D4
    • 17~24位 最終順位決定戦
      • 第17~18位:E1対F1
      • 第19~20位:E2対F2
      • 第21~22位 E3 対 F3
      • 第23~24位 E4 対 F4
    Round5 vs イギリス🇬🇧
    S/Wプレーヤー結果勝ち点
    シングルス1シメル航 Ko SimmelJPN 2pt
    シングルス2又吉楓 Kaede MatayoshiJPN 2pt
    ダブルス1梶山学 Manabu Kajiyama
    高木里香 Rika Takaki
    JPN 2pt
    ダブルス2渡部麻里 Mari Watanobe
    石原雅敏 Masatoshi Ishihara
    ×GBR 2pt
    🇯🇵6pt / 🇬🇧2pt結果JPN

    チームジャパン13位にてフィニッシュ🇯🇵

  • ラウンド6
    11月9日(土)午後 
    決勝: 第4戦の優勝チームがメダルをかけて競う
    • 対戦相手 A1 対 B1(1、2位争い)
    • 対戦相手 C1 対 D1(3、4位争い)
    • 優勝はエストニア🇪🇪!2大会連続チャンピオンとなりました!!
    • 決勝は地元オーストラリア🇦🇺vs前回チャンピオンのエストニア🇪🇪
    • 3位決定戦はノルウェー🇳🇴vsカナダ🇨🇦

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2024年の開催地はオーストラリアのパース

2024年の開催地はオーストラリアのパース。西オーストラリア州の州都であり、自然の美しさと都市的な魅力が融合した美しい都市です。日本から10時間ほどかかりますが、なんと時差はたったの1時間という点が非常に魅力です。

2024年の開催地はオーストラリアのパース

会場となるムンダリング・ディスクゴルフコースは、西オーストラリア州のマンダリング スポーツ クラブにあり、パース市から東に車で 35分のパース ヒルズに位置します。

もちろん普段は一般利用できる常設コース。多様な難易度のティーがあり、初心者から上級者までが楽しめる設計となっています​。地元のコミュニティイベントやトーナメントも開催されています。興味があれば、ぜひ訪れてみてください。

ここでは、WTDGCについてまとめてみました!続いて、トーナメントへ出場するチームジャパンについて見ていきましょう!↓↓

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