日本のトッププレーヤーである梶山学選手から頂いた動画やコンテンツを紹介するコーナー、梶山学選手×ディスクゴルフナビの「ディスクゴルフを楽しもう!」。今回は、アンハイザーのフォームと使用するディスクについての動画を頂きました。
アンハイザーのフォームと短い距離でのディスクコントロール
梶山学選手がアンハイザーを投げているフォームの全身が確認出来ますので繰り返し見てプレーの参考に出来る内容となっております。
アンハイザーとはディスクに適切な角度をつける事で、ディスクを回転方向へ曲げる投げ方(右手バックハンドの場合は右方向へ曲げる投げ方)です。
アンハイザーを投げるのに正しいディスクは?
目標の場所へアンハイザーで最後までターンさせて狙う際、どのようなディスクを使用していますか?
私は折角投げ出したアンハイザーの角度が飛行後半に返ってしまう怖さからストレートな性能のディスクか少しだけアンダーなディスクを使用する事が多いです。また、ディスクを寝かせ過ぎて、地面に着地した際に転がってしまったり、しっかり曲げたい意識だけが強く、ディスクを引っ張ってしまう事も多いので、最適なディスクがなんなのかを考えてまだ答えがみつかりません。同じようにディスク選びで迷われている方も多いのではないでしょうか?
梶山学選手から頂いた動画を見る前に1つクイズです。
Q.約35mの距離にあるゴールへアンハイザーで最後までターンさせて狙う場合、以下の選択肢の中でどのディスクを使用すると上手く狙う事が出来、またどのディスクが上手く狙えないでしょう。
- Prodigy PA-2 (3/3/0/1) パター系の真っ直ぐ飛ぶディスク。
- Prodigy A1(3/3/0/3) アプローチ系のオーバー(回転方向とは逆に曲がりやすい)なディスク。
- Prodigy H1(10/3/0/3.5) ドライバー系の非常にオーバーなディスク。
答えが決まりましたらさっそく動画で確認してみましょう。
動画を見てお分かりいただける通り、正解は「どのディスクでも上手く狙う事が出来る」です。
正しくディスクに合った投げ方をすればどのディスクでも様々な方向へコントロール出来るというのはとても驚きました。
ディスクの特性に合った正しい投げ方
「頑張らなくても曲がる」
梶山学選手のフォームを見ると、ディスクには適切な角度でしっかり回転を加え、全身は力みの無いリラックスした動きをしているのが分かります。
ターンしやすい(ディスクの回転方向に曲がりやすい)ディスクを強くなげてみたり、アンハイザーの角度を大きくして何としてでも曲げてみたり、そんな必要は無く、どんなディスクでもディスクに合った正しい投げ方であれば一定の距離でアンハイザーを維持したままターンさせる事が出来るというのは、アンハイザーに限らず、正しい投げ方をすればどんなディスクでも狙った場所へコントロール出来るという事にも繋がります。
【自由な発想でディスクゴルフを楽しむ】でもお話しされておりましたが、「この特性のディスクだからこう投げなくてはいけない」という事は無く、正しい投げ方をする事で全てのディスクに新しい可能性が生まれます。
特に短い距離では「このディスクではこれが出来ない」という事は無いのだということがわかります。ディスクの特性や推奨される距離に縛られる事なく、特性×技術で無限の飛行パターンを模索して自分らしいプレーへと結びつけていけたら良いですね。