初めてディスクゴルフをプレーした人や初めて間もないプレーヤーがディスクを全く上手く投げる事が出来ずに1日を過ごしたらどうなるでしょう。
きっと多くの人はディスクの浮遊感や狙った場所にディスクが飛んでいく嬉しさ、練習する事でスコアが向上していく達成感などを感じる前にディスクゴルフをやめてしまうのでは無いでしょうか。
その人にとってディスクゴルフは楽しいスポーツになるでしょうか。
アマチュアプレーヤーのGrady Hartman(グレディ・ハートマン)PDGA#150033が2020年に立ち上げたAngry Goose(アングリーグース)というブランドは、誰もがディスクゴルフをしている時間が楽しめるようにとデザインした製品を扱っています。
遊び心満載のデザインが魅力、Angry Goose-アングリーグース
Angry Gooseの一貫したコンセプトは「ディスクゴルフをプレーする日を楽しい時間にする」事。
こちらはクラウドファンディング(Kickstarter)用に制作されたCMですが、カッコいいイメージではなく面白いイメージを全面に押し出した雰囲気、本人が凄く楽しんで制作しているのが伝わってきますね。
ディスクのトップ(表面)には「素晴らしいディスクに楽しいスタンプを付ける事で、ゲームを楽しむ事と楽しい時間を過ごす事のギャップを埋める」を目的とした、面白いデザインのスタンプを展開しています。
現在発売しているディスク(スタンプ)の名前も…
- The Feral Cat(野良猫)
- The Roundhouse Kick To The Face(顔面への回し蹴り)
- The Goose From Hell(地獄のガチョウ)
- The NO MERCY(ザ・無慈悲)
など、変わった名前ばかり。
イラストは可愛いかったりクスッと笑えたり、見ているだけで楽しくなりますね。Angry Gooseはこれらを「独自の馬鹿げたアートワーク」と言っています。
アートワークだけでなく、InstagramなどSNSも思わずクスっとしてしまう投稿も魅力。
↓「晴れた日に青いディスクを投げれば、そのスローがどれくらい酷いか見なくて済むよ!」
↓「警告:Angry Gooseディスクを投げると、尊敬されるリスクが高まります。副次的効果には、お母さんがあなたをもっと愛したり、柵を登ったり、腕相撲大会に勝ったり、木に話しかけたり、バスケットからチェーンを吹き飛ばしたり、人の目をもっと見たり、公園の池で泳ぐことなどが含まれます。」
※ちなみにこの文章は公式のアバウトアスにも使われています。
Angry gooseが現在販売しているディスクはInnovaやDynamic、LatitudeやGatewayなどの既存のディスクを用いてフライトナンバーの付いた(※)オリジナルデザインスタンプを依頼したものです。
(※)スタンプされているフライトナンバーの数値は、各ブランドが発表しているものと同じ数値。
その見た目は、フライトナンバーと新しいディスク名がスタンプされている事もあり、あたかも自社製品のディスクのようですが、これらは各ブランドにしっかりと許可をもらってから製品化しており、Angry Gooseが厳選したベストなラインナップをAngry Gooseブランドの製品として販売しています。
2022年現在、まだオリジナルのディスクを開発しておりませんが、将来的にはオリジナルディスクを開発する計画があるようです。
専門用語を使わない!初めてでも馴染みやすいディスクステッカー付き
ディスクとセットで、初心者やレクリエーションプレーヤーがより良いプレーをするのに役立つ、各ディスク固有の特徴や詳細が記載されたオリジナルステッカーが付いています。
オリジナルステッカーには、
- Speed、Glide、Turn、Fadeの4つのフライトレーティングに対して、初めてのプレーヤーでも分かりやすいように、各カテゴリを数値では無く「Medium」や「None」などの言葉で表現したデータ。
- そのディスクがどのように飛行するかを説明した文章とオリジナルのフライトパスのイラスト。
- 推奨するディスクの握り方のイラスト。
- 「Beginner」「Intermadiate」「Advanced」のプレーヤーがそのディスクを投げた時のおおよその飛距離。
が書かれています。
家族や友達と休日のディスクゴルフを楽しむのであれば、そのステッカーをボトム(裏面)に貼って飛行のヒントを読みながらプレーしても面白いですね。
現在販売しているディスクの種類
現在取り扱っているディスクは
- 「Dynamic Discs」:Bounty、EMac Judge、Escape、Judge、Trespass、Verdict、Warden
- 「Gateway」:Wizard
- 「Innova」:Destroyer、Firebird、Mako3、Roc3、Teebird、Thunderbird、Wraith
- 「Latitude64°」:Ballista Pro、Pure、River
- 「Westside」:Harp
…と、全て人気のモデルなので、プロプレーヤーもAngry Gooseを投げて満足なディスクゴルフライフを楽しむ事が出来ます。
アパレルも個性的なデザインが多く、製品を見ているだけで面白いです。
↓ジェイク・ハリス選手が撮った写真で作ったアパレル。
↓「誰も頼んでないけど、私たちは応えます。アングリーグースの夏のタンクトップコレクションです。」
他のブランドとは一味違った不思議な世界観のAngry Gooseは、技術やスコア以外の部分でも、面白く可愛いデザインのスタンプや指南書のようなステッカーを読む事でディスクゴルフを楽しむ事が出来、プレーとは違った角度からもディスクゴルフで遊んだ時間が良い思い出になればと考えているブランド。
オリジナルディスクを発売した時にはどのようなCMをするのか、今後の展開も楽しみにしています。